大木 健太郎

   Kentaro Ohki

    京都大学 大学院情報学研究科
    数理工学専攻 制御システム論分野 助教

    Assistant Professor
    Control Systems Theory Group,
    Department of Applied Mathematics and Physics,
    Graduate School of Informatics,
    Kyoto University





主に非可換確率論(量子確率論あるいは代数的確率論とも呼ばれる)で記述される動的システムの状態推定および制御に関する研究をしています. いわゆる“量子力学”を研究対象にしているのではなく,数理的なモデル化が済んだシステムに対する推定・制御問題を扱っています. 現在は,量子スムージング/量子状態スムージング理論,量子系の安定化制御問題,大規模システムに対する Kalman フィルタの低ランク化(非線形系も含む)を中心に研究しています.

連絡先

  • 住所(Address):606-8501 京都府 京都市 左京区 吉田本町 (Yoshida-Honnmachi, Sakyo-ku, Kyoto, 606-8501, Japan)
  • オフィス(Office): 本部キャンパス 工学部総合校舎 4階 411号室 (Faculty of Engineering Integrated Research Building, Room 411)
  • E-mail:ohki (a) i.kyoto-u.ac.jp
  • Phone/Fax:075-753-4754 / 075-753-5507



授業

令和6年度担当科目

職歴


学会活動


学内委員

  • 情報セキュリティWG委員(情報学研究科数理工学コース): 2024年4月~2025年3月
  • 広報WG委員(数理工学専攻): 2019年4月~2020年3月
  • 評価WG委員(数理工学専攻): 2018年4月~2019年3月
  • システム運用WG委員・セキュリティWG委員(数理工学専攻): 2015年4月~2016年3月
  • 計算機委員補佐(数理工学コース): 2015年4月~2016年3月
  • 2014年度デジタルデザインワークショップ: 実行委員2014年12月~2015年3月
  • 2013年度情報学シンポジウム: 実行委員2013年4月~2014年3月
  • 図書WG委員(数理工学専攻・数理工学コース兼担): 2012年4月~2014年3月

    研究助成

    1. 科研費若手B(研究代表:2013年4月~2016年3月) 量子通信を用いたネットワーク化制御に関する研究 (課題番号25820178)
    2. 科研費基盤B(研究分担者:2013年4月~) 量子フィードバック制御による光の非ガウス状態の生成 (研究代表:津村幸治(東京大学),課題番号25289127)
    3. 科研費若手B(研究代表:2016年4月~) 量子系における動的推定器の性能解析と近似理論の構成(課題番号16K21127)
    4. 科研費基盤B(研究分担者:2016年4月~2019年3月) 量子制御技術のための制御・量子・情報理論の融合 (研究代表:津村幸治(東京大学),課題番号16H04382)
    5. 科研費基盤研究(C)(研究代表:2019年4月~) 量子情報量による不確かさの特徴づけと量子系におけるロバスト制御理論の構築(課題番号19K03619)
    6. 科研費基盤研究(B)(研究分担者:2020年4月~) 量子制御理論に基づく量子誤り訂正の理論・技術開発(研究代表:津村幸治(東京大学),課題番号20H02168)
    7. 科研費基盤研究(C)(研究分担者:2021年4月~) 融合型AIに基づくインテリアの推薦のためのユーザー嗜好感性モデルの構築(研究代表:小野景子(同志社大学),課題番号21K12097)
    8. 科研費基盤研究(B)(研究分担者:2023年4月~) 連続時間量子フィードバック制御によるロバストな量子誤り訂正の開発(研究代表:津村幸治(東京大学),課題番号23H01432 -> 23K26126)

    その他




    学歴


    研究テーマ

    • 確率システム論
    • 量子システム制御理論
    • フィルタリング理論

    研究キーワード

    • 量子確率論, 非相対論的量子力学系, 量子情報, 非線形フィルタリング理論, 確率制御理論, 適応制御理論

    所属学会

    • 計測自動制御学会 (SICE)
    • システム制御情報学会 (ISCIE)
    • 日本物理学会 (JPS)
    • IEEE



    学位論文

    • 博士論文:
      量子ダイナミクスにおける非可換性と状態推定および制御
    • 修士論文:
      ポイントコンタクトを用いた結合量子ドット系のモデル化と状態推定
    • 学士論文:
      筋音図および筋電図を用いた筋収縮特性の同定


    外部リンク